129681 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

四万十川へGO! その7

Travel? Trouble? 四万十川へGO!

   その7  続・第7日目


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2005年4月26日火曜日 -後編-  灯台眺めて桂浜へ! 


実は、まだまだ見落としていた名所史跡は沢山存在していました(笑)
御厨人窟周辺には「天狗岩」なる天狗の横顔に見える奇岩があり、月見ヶ浜周辺には弘法大師が池の水を使って民衆の眼病を治したと言われる「目洗いの池」。他にも「牛角(うしかど)岩」や「子授(こさずけ)岩」などが点在していた模様。。。

更に室戸岬周辺には亜熱帯に分布する植物が多く自生しているらしく、天然記念物にも指定されている根が絡み合う様に伸びて岩礁を覆っている「あこう林」も見る事が出来るそうです。

いや~下調べしてたら、寄ってたとは思うんだけどね~。・・・残念です(泣)
旅の本来の目的とは違うとは言うものの、やっぱり見れるものは見ておかないとちょっと後悔するね。。。
そう何度も足を運べる場所じゃないだけに、尚更かなぁ。


◆ 見晴らしの良い場所に駐車場発見! あれ?ココは??? 10時50分 ◆
車を走らせてすぐに、室戸スカイラインの入口に差し掛かる。
地図によると、このスカイラインが灯台へと運んでくれる道らしい。

思っていたより道幅も有り勾配もキツク無い室戸スカイラインを、時折顔を出すヘアピンを抜けながら登っていくと・・・。
まずは右手に、「第24番最御崎寺(ほつみさきじ)」が見えてきた。

実はこのお寺の駐車場に車を停めればあとは徒歩で灯台へ近づく事になるのだが、、、そんな事とは露知らず、お約束のスルーをしちゃって更に歩を進めてしまった。。。

しばらく走ると、見晴らしの良い開けた駐車場が見えてきた。
ここに違いないと駐車場へと進入する。

あれ?随分と高くマデ登っちゃったな^^

ふと見ると、傍らには大きな風力発電用の風車が建っているではないか!?

室戸岬山頂。
 ここでやっと気が付きました。。。
 さっきの最御崎寺で車を停めりゃ良かった事に・・・。

 ココにあった大きな案内板にも、そう書いてあったし(笑)

 怪我の功名と言うか、タダでは起き上がらないと言うか^^
 ココに来ちゃった事は無駄じゃあなかったね(笑)
 イイ眺めでした♪



さて。気を取り直して、灯台へといざ行かん(笑)


◆ 室戸岬灯台到着! 11時10分 ◆
まずは先程スルーした最御崎寺のすぐ脇にある駐車スペースへと滑り込む。
ココから灯台へどう行けば良いのか分からなかったので、取り敢えず長い物に巻かれろ的思考でヒトの流れに身を委ねた。
ま、先にお寺を覗いてみるのもアリかな。とも考えていたし。

どうにか、お寺へ続く参道に乗ることは成功したみたい。
あとは灯台へと続く道を見つければOKなんだけど。。。

道がありました^^
と、言うか。。。
このまま参道をお寺に入らず直進すると道は自然と灯台へと続いておりました(笑)

コンクリートで舗装された階段を下りれば、スグに灯台へと到着。
そんな歩かないで助かりました(笑)

到着!
 写真で得ていたイメージより、随分と小さい。
 それでも今まで見てきた灯台より、ずっと胴回りが太くて存在感抜群^^

 灯台の根元に降り立って見上げるコトは出来ないのだけど、
 すぐ近くまで張り出したデッキの様な展望スペースから
 海の景色と共に堂々とした景観を楽しむ事が出来ました^^



到着時は人集りも多く最前列の手摺までは遠くて、互いに気を使って体を譲りあったりしていたんだけど、俺は特に時間に追われているワケでもないので階段まで一旦下がり、人が掃けるのを待つ事にした。

すると皆さん。コチラの思惑通りに、一時眺めを楽しんで次々その場を離れて行く。
こういう風に瞬間的に人が集中しちゃう場によく居合わせるんだよねぇ^^
レストランなどで、入店する時には満席なのに落ち着いてくると周りには誰も居なくなってる。とかね(笑)

ただ、ココの皆さんからは「お先します。」やらの挨拶が飛んでくる事が多かった。
当然、コチラからも「足元にお気を付けて。」だの、自然に挨拶を返す事が多くなる。
山と一緒だね^^

頃合いを見計らい、早速ヒップポーチに忍ばせていた三脚を取り出しセッティング開始(笑)


室戸岬灯台。

もう言う事なし(笑)
腹が減ってるのも忘れてしまうくらい胸がいっぱいになれました(笑)

でも、ちょっとタイミングが悪かったなぁ。。。
なぜって、影が射しちゃってるんだもの^^



◆ 第24番札所 最御崎寺 11時50分 ◆
折角なので最御崎寺(ほつみさきじ)へお参りに。
旅の安全と、体調の持続。そして、この後も晴天に望まれる事をお祈りする。

門構。  ここにも小坊主。



途中、バリバリの格好をしたお遍路さんに、「25番目はどうやって行くのでしょう?」と尋ねられちゃった。。。
残念ながら、答えられるハズも無くお詫び申し上げる事になる。

あとは車へと戻り、これからのルートを確認する。
次の目的地は取り敢えず、昼飯を喰える場所(笑)
まずはお馴染み国道55号線に乗って、市街地へと向かってみる事にする。

さて、それでは移動開始!と、意気込みたいトコロなのだけど・・・。

ここで、プチ・トラブルに遭遇してしまうのであった(笑)


◆ ぎえぇぇ~!こりゃボディ用だったぁ(泣) 12時過ぎ ◆
この時の相棒の腹ン中(車中)は灼熱地獄^^
只でさえ、暑い最中を歩き尽くしで汗を掻いてるのにさ。

このまま運転しても、背中から汗が噴出してくる事は容易に想像出来ちゃう。

そこで登場は、某制汗デオドラントペーパー
これには今までも助けられてきた。ホント、こいつで体を拭いた後は汗を抑える事が出来ちゃうんだからね。
汗っかきの俺には常備必須の優れ物なんだよね^^

これには、フェイス用とボディ用の2種類がある。
俺は敢えて、メーカーを違える事で用途別を分かり易くしてたつもりだったんだけど・・・

はい。御想像の通り、手に取ったデオドラントペーパーは、ボディ用

・・・はい。もちろん、それで拭いたのは日焼け気味の火照った顔。。。

もう、スグに異変に気が付く結果と相成っちゃった(泣)

最初は、アレ?ナンかおっかしいな。。。程度で、パッケージを確認して尚、「こりゃ間違えちまったな。」な~んて余裕かます暇があったんだけど。。。

んん???

おいおいおいおいおい!!??

顔から火が出るぅ~!!!!!

ヒリヒリというかバリバリ・ビリビリという衝撃が襲って来た(笑)
1年経った、今でもあの感覚は忘れる事が出来てません^^

もうそのまま耐え忍ぶなんて考えは及びません!
すぐにトイレへ直行し、顔をざぶざぶと洗う結果となりました。
用を足す以外でトイレの駆け込んだのはコレが始めてじゃなかろうか!?

まさかコレ程まで、ボディ用が強敵だったとは思いませんでした(笑)
やっぱ、日焼け気味だったのがダメージに輪を掛けちゃったんだろうね。
今思うと、痛みを思い出すと同時に、痛み以外で涙が出そうになっちゃいます(泣)

御来場の皆様。使用方法はしっかりと守って御利用下さいね^^

ちゃんと顔・粘膜への使用は避け、除毛直後や肌に傷がある時は使わないで下さいってうたってありますから充分に御注意を(笑)


◆ いくら道がスイてたからって・・・ 12時30分 ◆
悪い事もあれば良い事もある。
灯台を離れて、ずっと前走車がない状態が続いた。もちろん、後ろから来る車もなし。。。
相変わらず、R55のロケーションは最高なので自然とアクセルを踏む右足にも力が入る(笑)

位置的に言ったら、もう左手の海は土佐湾という事になるね。漁港が多い為か、街中を走る事も目立ち始めてきた。
途中、何ヶ所か食事を取れそうなトコが目に付くも移動のペースが良いのでそのままスルー。

室戸市に別れを告げ、次に出会うは阿芸市となりました。
ウマイ事に国道沿いに道の駅大山があり、ここで昼食を取る事に。

この道の駅大山までの移動距離、39.7km
今改めて、地図でルート検索したのだから間違いない。。。。

そして移動所要時間、20分
写真に残されてるデータを確認したのだからこれも間違いなし。。。

ん~。。。
深くは考えないでおきましょう・・・。
そんなにぶっ飛ばして来た覚えはないんだけどね~(笑)

道の駅大山。
 やはり海は綺麗!
 道の駅の裏手は、ちょっとした公園になっていて土佐湾を一望出来る。
 湾って言っても、ここから見えるのは水平線だったけどもね(笑)

 一番良い眺めを堪能出来そうなベンチは、見知らぬカップルに独占されていた(笑)
 そっちにカメラ向けるのもなんだし。
 お陰で写した写真はこんなアングル(笑)



◆ 運命の分かれ道! 13時 ◆
今日の宿は、国民宿舎土佐。土佐市から向かって横浪黒潮ライン入口にある露天風呂が自慢のお宿デス。

落ち着いている内にルート検索を実行。
出来ればこのまま海沿いに走って、繁華街を抜けるのは回避したい。

すると、吉川村(現:香南市)に入ってすぐ県道14号線に乗り換えれば、高知龍馬空港をかすめてそのまま桂浜へ向かえる事が発覚!
このルートだと海沿いを走る事が出来て、高知市街地も回避出来そうだったモンだから一石二鳥とばかりに移動開始。

しかし、これがこの四万十川へGO!最大にして最悪の運命の分かれ道になるのであった(泣)

・・・その答えは至極簡単。
もう少し、昨日の宿でルートの詳細を検索しておけばある事に気づいていたハズ。
いや、気付かなければいけない事があったのだ。。。

気付かなければいけなかった事とは、四国自動車博物館の存在。

あのランチア・デルタS4のトイボネン車の実車が展示されている夢の様な博物館である!

当時、そんな車が展示されてるなんて、、、そんな素敵な博物館があるなんて・・・ゼンゼン知らなかった。。。(マジ号泣)
この博物館の存在を知ったのは、帰郷後スグの事。いっその事、知らないままの方が幸せだったなぁ(笑)
今こうして旅を振り返ってる最中でも、胃がシクシクと傷んでます。反省というか、後悔というか。。。あぁ。やっちまったわなぁ。。。

でるた えすよん。
 折角?なので、S4トイボネン車の勇姿をモデルカーで一枚(笑)
 
 ホント。コイツの実車を間近で拝みたかったなぁ。。。

 また四国へ行く口実が出来ちゃったかな。こりゃ^^


単なる無計画バカ なだけなんだけど、この見逃しは俺にとってホント大きかったんだよね(泣)


◆ くよくよしてちゃ、いかんぜよ 14時30分 ◆
国道55号線から、いち早く県道14号線に折れた為に思惑通りに道は空いていた。
あとちょっと、55号線を走ってたら四国自動車博物館があったんだけどさ(←まだ引きずってる)。

14号に乗ってからは、空港を目印に移動。空港を過ぎてからは、桂浜や龍馬像の案内を目印にゆっくりと移動をしていった。
交差点毎に案内が無かったから、半信半疑の移動だったものでね(笑)

最終的に、龍馬像を頼って車の向きを変えていった。結果、それが大成功。
この当時は四国自動車博物館の存在自体知りもしなかった(もういいって)ので、桂浜に意識は集中(笑)

有料の大きな駐車場に車を停めて、浜まで歩く。
この辺は、車を一旦駐車してしまえば歩いて色んな場所を見て周れる様になっているらしい。
龍馬像、桂浜、水族館、記念館、お土産屋さん。とね^^

松林を抜けると、坂本龍馬像がそびえ立つ。

いやぁ~こんな偉人さんの像をマジマジと眺めるのは、地元仙台の伊達政宗像以来だね(笑)

正面から。  坂本龍馬像。  後ろから失礼。

桂浜。



桂浜を出た後はひたすら海岸線沿いの黒潮ライン(県道14号線)を走り、仁淀川河口大橋を渡る。
いよいよ高知市ともこれでお別れですな。

後はゆっくり露天風呂を楽しんで、美味い物喰って、明日の四万十川到達へ向けて鋭気を養うと致しましょうかね(笑)


◆ 国民宿舎 土佐 到着! 16時頃 ◆
仁淀川河口大橋を渡り終えると、県道23号線へと乗り換え。相変わらず道程は海岸沿いで気持ち良く走る事が出来ている。

この23号線沿いには、ホエール・ウォッチングを楽しめるUSAホエール・ウォッチング協会があるのだけれど、
今回の旅では泣く泣くスルーする事に。。。
一日費やしちゃうしさ。費用も掛かるからねぇ。
この4月5月は絶好のタイミングだったんだけどさ^^

県道23号線を走り続けてると左手に宇佐大橋が架かっていて、その先には島にも見える半島の先が顔を出してきた。
そのまま橋に向かい、県道47号線へと乗り換えた。

この県道こそが別名横浪黒潮ラインと呼ばれ、風光明媚なドライブウェイとして某地図情報誌にも紹介されています。
今日走ったトコロは、ドコを切っても風光明媚なドライブウェイなんだけどね(笑)

海岸線沿いを走り抜けると、だんだん登り坂になって来た。
景色のみならず道路のコンディションも良く、センターラインもあるのでリズミカルに走る事が出来ました。

気持ち良~く走っていると、トラックとの擦違いが目立ち出してきた。
そうしてるウチに、宿の案内看板がいよいよ視界に入って来た。
この時、既に心は露天風呂に浸かっちゃってます(笑)

看板に従って、宿へと続く脇道へ入ろうとすると・・・。

なんと誘導員が立ちはだかってるじゃアリマセンカ。。。  ・・・なんか嫌な予感がするなぁ。

誘導灯で遮られ、一旦停止して話しを聞いてみる。
「この先、通行止めデスカ???」
「宿のお客さんですか?ああ。なら気をつけて進んで下さい。トラックやバンが降りて来ますから」

ナヌ??どういうコトだ???

答えは宿の周囲の土地を切り開いて拡張工事をしている真っ最中との事でした。。。
どんどん嫌な予感が強まってくるッス。。。折角露天が楽しみに来てるのに、まさか。。。ねぇ???

そして、宿到着。と言いたいんだけど、宿の敷地内への入口を塞いで、生コンの降ろし作業の真っ只中ではありませんか(笑)
あちこちにゃ、業者さんのワンボックスやトラックが埋め尽くされてるし。

作業の合間を見て空いてるスペースの車を停め、まずはチェックインだけでも済ませようとフロントへ。

悪い予想は的中しました^^  
周囲からは海が眺められて最高のロケーションなんだけど、同時に何処を向いても作業員が視界に入り込んでくるんだもの^^

そして、部屋からの眺めも、山一色(笑)
海を眺められるかなぁっと期待したんだけど、安い部屋を取ったんだからこんなモンだね^^

館内見取り図を見てみると、屋上に出れる事を発見。
缶コーヒーを片手に早速屋上へ。ここでもパノラマ風景を独り占めして、旅の疲れを癒す事となりました(笑)

宿からの眺め。
 屋上から見た風景デス。
 眼前に広がるは土佐湾を含めた太平洋!

 露天風呂でもこの眺めがそのまま楽しめました^^

 ちょっとだけ、横浪黒潮ラインも見えますね(笑)



まだまだ外が明るい内に、折角なので露天風呂へ^^
しっかし、贅沢極まりない一日のローテーションですな(笑)

露天への道のりは、一旦宿舎本館を外へ出て案内通りに階段を降りる。そして目の前に広がるは・・・

ブルーシート(笑)

あら~っと思いながら、後ろを何となく振り返ってみると作業員の方々のお姿がハッキリと見える。
コッチから見えるってこたぁ、アッチからも丸見えだわな(笑)

そりゃあ、ブルーシートで視界を遮りもするってもんさね^^

ブルーシートを潜って行くと、階段も一部金属製の現場用足場階段(笑)

風呂場は流石に、隔離されてたから良かったけどさ^^
でも体洗おうとシャワーの席に着いて振り返ると、やっぱりまだ人の姿を確認出来ちゃう。

まぁ、別にもう二度と会う事が無さそうな人達だし。男の裸を眺めようって奴等は居ないでしょ。
・・・まあ、笑う奴は居るかも知れないけどさ(笑)

ちなみに女湯は、奥にあったので完全に遮断されていたとは思うけどね^^

青い海と、青い空を堪能しながらの風呂は格別でした。
色んな意味で忘れられないお風呂になりましたよ(笑)

その後、夕食に鰹のタタキを舌鼓^^
俺の地元でも、良く鰹は食卓に登るけど刺身にして生姜醤油でいただくのが一般的。

ココで出て来たのは、皿に盛り付けされた鰹と、タレと一緒に玉葱やら薬味やらが沢山入った小鉢。
最初っからタレに薬味が入っちゃってるんだなぁ。っと思いながら、小鉢の中身を箸で掻き混ぜていると、
「タレは鰹に掛けてお召し上がり下さいね。」とウェイターが肩越しに声を掛けてきた^^

俺の「どうやって喰うんだ?」っていう思惑が筒抜けだったみたいだね(笑)

さて、ポン酢で鰹を美味しく頂くという初体験も無事に済ませて明日の道程をチェックする。

いよいよ待ちに待った四万十川が目の前に迫っている!!

一気に河口まで走ってしまい、川を遡る形で堪能するか。いやいや、すぐにでも最短距離で四万十川に触れちゃうか。
あぁ~今晩は眠れないっす(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


Homeへ

その6へ                                                              その8へ
 


© Rakuten Group, Inc.